天寧寺略縁起

明治20年 玉琳山 天寧寺全景

当山は正式には、曹洞宗 玉琳山 天寧寺(そうとうしゅう ぎょくりんざん てんねいじ)申します禅宗の寺院です。ご本尊は釈迦牟尼如来。
室町時代後期に蒼穹隆公によって尾張国の清洲城下に開創さました。慶長16年(1611年)名古屋城築城にあたって、徳川家康公の清洲越しの命により南寺町(現在の中区門前町)に移転する。当初の寺号は円徳院でしたが、元文2年(1737年)に徳川宗春公の子・竜千代が若くして亡くなり、円徳院と法号がつけられたため避諱して寺号を現在の天寧寺に改めました。
本堂西側の三宝殿にお祀りしている天寧寺鎮守 三宝大荒神(秘仏 奈良時代 行基作)は織田信長公の守本尊と伝えられ、織田信長公が我が子の無事成長を祈願したことで知られております。当初は本堂内に御安置されてありましたが、霊験あらたかで願望の人が絶える事がなかったことから江戸時代文化年間に三宝殿が建立されました。
昭和20年太平洋戦争の戦災で開創当時の伽藍はすべて焼失しましたが、ご本尊 釈迦牟尼如来と鎮守 三宝大荒神は無事に御避難されました。

三宝大荒神のご利益

三宝大荒神(さんぼうだいこうじん)は、仏・法・僧の三宝を守護する神様です。
仏とは悟りを開いた者、法とは仏の教え、僧とは仏の教えに従って悟りを目指して修行を行う出家者のことです。
三宝大荒神は三宝に逆らう者を戒めるために怒った顔をしております。激しく祟りやすい性格を持つところから、荒神と呼ばれ、不浄を嫌うことから、火の神、竈(かまど)の神様として、さらに伽藍の守護神であり、各地の寺社の鎮守や屋敷神など、その土地や屋敷を守護する神として祀られてきました。
天寧寺の三宝大荒神は霊験あらたかで、不浄や災難を除去する神、土地や屋敷の神、福徳の神として信仰され、各家ごとにお祀りし、庶民の守護神として、所願成就が祈願され多くの方にご参拝頂いております。
火と水と土地の神様の荒神さま。

天寧寺の守鶏

鶏は三宝大荒神の使いとされおります。
天寧寺では、守鶏絵馬の雄鶏(おんどり)に願望を書き奉納し、願いが成就したら雌鶏(めんどり)にお礼を書き奉納しお参りされております。雄鶏と雌鶏の絵馬を引き離し願望成就を祈念いたします。
また、鶏は夜に鳴かないことから、子どもの夜泣き虫封じにご利益があると言われております。昔から守土鶏を奉納し、子どもの夜泣き封じを祈る習わしがありました。男子ならば雄を、女子ならば雌を献じ、平癒すると一対として納めるられてきました。
織田信長公も天寧寺で我が子の無事成長を祈願されました。
現在も土製の守鶏、守鶏絵馬は天寧寺で授与されております。
また、東京駅構内の「エキュート東京」の休憩スペースに全国から集められた郷土玩具の中に天寧寺の守土鶏も展示されております。

御朱印

寺院概要

寺院名 玉琳山 天寧寺
(ぎょくりんざん てんねいじ)
宗派 曹洞宗【禅宗】
本山 大本山 永平寺(福井県)
大本山 總持寺(神奈川県)
所在地 〒460-0018
愛知県名古屋市中区門前町3番21号
電話番号 052-321-5865
ご本尊 釈迦牟尼如来
(しゃかむににょらい)
鎮守 三宝大荒神
(さんぼうだいこうじん)

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