令和5年11月より令和6年9月末までの予定で、本堂東側にバリアーフリーで本堂に行ける、客殿・庫裏、別棟で小規模ですが位牌堂の新築工事を行っています。
設計を愛知県一宮市の(株)菅野企画設計、施工を愛知県江南市の(株)アイチケンにお願いしました。
これからの時代に合わせ、天寧寺が檀信徒の皆様にとって心の拠り所になれるよう計画を進めさせていただいております。
工事中は皆様方には大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
*客殿、位牌堂新築工事に関しましては、檀信徒の皆様にはご寄附のお願いはしておりませんが、ご協力を頂ける方がいらっしゃいましたら、ご奉納やご寄附にを受け付けております。お問い合わせは下記フォームもしくはお電話(052-321-5865)でお願い致します。
【郵便振替 00870-1-30614 宗教法人 天寧寺】
天寧寺の本堂は戦後に建てられ65年以上の年月が経過しており、耐震診断の結果、震度5程度により破損、震度6程度により倒壊の可能性が大きいと診断されたため、令和5年2月中旬より7月末まで耐震改修工事を行いました。設計を愛知県一宮市の(株)菅野企画設計、施工を岐阜県郡上市の澤崎建設(株)にお願いしました。
瓦屋根を土葺きから乾式で瓦を葺き直し屋根全体を軽量化し、本堂内に耐力壁を数カ所新設し、屋根裏に筋交いを設けました。雨漏りがひどい本堂奥の位牌堂の全面改修と拡張、内陣の改修、畳の全面張り替え、本堂・三宝殿・茶室のエアコンの新設、須弥壇の新設、天蓋や位牌などの仏具の洗いや修理を行いました。
本堂耐震改修工事の総工費は52,747,799円でした。
檀信徒様や三宝殿信者様からのご寄附総額は8,441,000円でした。皆様から多大なるお力添えを頂きまして誠にありがとうございました。改めまして心より御礼申し上げます。
大量の古い瓦と屋根にのっていた土をクレーン車を使い降ろしています
瓦と土が全て降ろされ、本堂奥の位牌堂の天井と床がはがされました
備え付けの須弥壇や欄間や壁が撤去されました
格天井の傷んでいた板が撤去され屋根裏の構造をご覧いただけます
今回の工事で張り替えられる内陣の床板も撤去されました。
ご寄付いただいた方のお名前を新しい瓦に裏書きさせていただきました。
天寧寺の山号(副住職書)を入れた瓦(焼く前)で屋根大棟に取り付けます
愛知県高浜市の窯元で鬼瓦の裏面に寄進者のお名前を入れてきました
屋根板に防水シートも貼られ、いよいよ新しい瓦に葺き替えられます
瓦の葺き替えも、屋根の半分ほど終わり順調に進んでいます
南側の土壁の内部は桧材を格子状に組んだ格子パネルで耐震補強しました
傷みがひどかった本堂裏の位牌堂の屋根も綺麗になりました
瓦がだいぶ葺き替えられてきました
大間の格天井は木目が素晴らしい欅の板に張り替えられました
耐震補強した部分は新しい柱や化粧板が使われています
屋根の大棟の両側に設置する鬼瓦を間近で見ると大きさに圧倒されます
鬼瓦や大棟に山号瓦が設置されました
瓦葺きが終わり、銅板の雨樋も新調しました
裏側から見た本堂と位牌堂の屋根
獅子と牡丹の飾りは前の屋根に載っていたものを塗装して再利用しました
正面の両脇に花頭窓が設置されました
足場も取れ新しくなった屋根や花頭窓
荒壁パネルで壁を増やした箇所に漆喰を塗っています
本堂奥の位牌堂は三方向に位牌棚を設け位牌を沢山置けるようにしました
天水鉢の雨樋を固定する金具をステンレス製で作り直しました
中央の花頭の部分にカシュー塗装をしています
カシュー塗装と漆喰も塗り終わりました
三宝殿に新たにエアコンを2台設置しました
瓦工事施工の坪井利三郎商店様より傘立てを御寄進いただきました
本堂に新しい建具も入りました
畳を敷ければ完成です
位牌堂完成いたしました
本堂旧鬼瓦を三宝殿前と中庭に設置しました
7月31日無事完成しました
畳や天蓋も入り、幕や水引も取り付けられて完成しました
位牌堂に歴代住職やお檀家様のお位牌をお祀りしました
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